解決する課題は、
- 初めてウェブサイト(ホームページ)をつくる
- 今あるウェブサイト(ホームページ)をリニューアルする
- 新しく別のウェブサイト(ホームページ)をつくる
そんな状況になった時に、いきなりレイアウトを組んだり、「デザインはどうしようか…」と考えたり、ウェブサイト(ホームページ)の技術書を買ってきてサーバー契約から取り組んだりすると、
高い確率で、仕上がったウェブサイト(ホームページ)は「う〜ん、なにか違う…」というようなものになってしまいます。
これは、あなた自身が自力で制作に取り組んだ場合でも、制作業者に委託した場合でも同じです。
ウェブサイト(ホームページ)をつくることは、=レイアウト設定やデザイン、サーバーの契約だけではないということです。
では、どのように取り組めばいいのでしょうか?
それは、効果が証明されたウェブサイト(ホームページ)構築の工程に沿って進めていくことです。
これは、ご自身で取り組む場合だけでなく、それ以上に外部の業者に委託してウェブサイト(ホームページ)を構築する際に特に意識してほしいことです。
その理由は、安価でウェブサイト(ホームページ)構築を請け負っている業者の中には、ウェブサイト(ホームページ)構築の一部の工程しか請け負わないところが多いからです。そして、一部しか請け負わないことを伝えてこないケースも少なくありません。
まあ、安価だからこその対応なので仕方がないのかもしれませんし、もちろんすべての業者がそうだとは言えませんが。
いずれにしても、そのような場合、残りの工程はあなた自身が取り組むことになります。ここが見えていないと、仕上がったウェブサイト(ホームページ)はどうしようもないものになってしまうのは間違いありません。
これは、私自身がウェブサイト(ホームページ)制作会社に勤めていた頃、予算が少ないクライアントを対応する中で何度も“お互いに不幸になる結果”を経験したからです。つまり、工程の一部だけを請け負って納品したことで双方の認識にズレが生じ、満足度の低いものが出来上がってしまったのです。
だからこそ、仮にあなたが予算が少ない状況でウェブサイト(ホームページ)制作会社に依頼する場合、ウェブサイト(ホームページ)構築工程のうち、どこからどこまでを請け負ってくれるのかを早い段階で確認しておく必要があります。
では、ウェブサイト(ホームページ)の構築工程とは、どのような工程なのでしょうか?
ウェブサイト(ホームページ)構築の工程
『うん、良い感じに出来た。』
『最初に思い描いた通りの出来栄えだ。』
そんな満足度の高いウェブサイト(ホームページ)を仕上げる工程は、大きく分けて4つの工程があります。
それは、企画、設計、制作、公開の4つです。
この記事では、最初の工程である“企画の工程”について解説を進めていきます。
1企画の工程
企画の工程で取り組むことは、“目的設定”、“訪問者設定”、“目標設定”、“手段設定”、“コンテンツの洗い出し”の5つです。
ひとつひとつ順を追って解説していきますが、この工程で取り組むことの大枠は、なぜ? 誰に? 何のために何をつくるのか? を明確にしていくことです。
最初は“目的”を設定するところからです。この“目的”を言い換えると、ウェブサイト(ホームページ)を使って得たい結果のことになり、その得たい結果を考えることがスタートになります。
2“得たい結果”は何?
例えば、ウェブサイト(ホームページ)を使って“得たい結果”としては次のようなものがあります。
- ウェブサイト(ホームページ)からの売上向上
- ウェブサイト(ホームページ)からの来店客数増加
- 自社の認知度(自社のことを広く認知してもらう)の向上
- 自社の知名度(他社に比べて自社の名前が上位に来ること)の向上
- 既存・新規の顧客に商品・サービスのことを詳しく知ってもらう
- 新たなパートナー企業とのつながり
- 楽天・Amazonの商品やショップで自社の商品を買ってくれた人のアフターサポート
- 自社商品・サービスを購入してくれた方に対して安心感を提供
- 自社で働きたいと考えてくれる人に自社の事を知ってもらって求人の応募者数の増加
まずは気楽に考えながら、上記のリストも参考にしていただきつつ、“得たい結果”を決めておきましょう。
企画の工程で次に取り組むことは、ウェブサイト(ホームページ)に訪れてほしい人は誰なのかを決めることです。
3“訪れて欲しい人”は誰?
ウェブサイト(ホームページ)に“訪れてほしい人”というのは、“得たい結果”と連動して考えることが大切です。
ここで注意したいのは、ウェブサイト(ホームページ)に“訪れてほしい人”を、“老若男女”誰でもウェルカム!とするような無思考状態に陥らないことです。
一部のGoogleなどの検索エンジンを除き、世の中にある優れたウェブサイト(ホームページ)は、“老若男女”に向けて設計されているわけではありません。必ず、特定の層をターゲットにして設計されています。
ウェブサイト(ホームページ)に“訪れてほしい人”を決めることは、“ターゲット設定”、さらに絞れば“ペルソナ設定”と言い換えることができます。この設定をする際、漠然と“30代の女性”といった形で決める場合もありますが、この段階ではそれでも問題ありません。
ただし、企画の工程から設計の工程に進んだ際、ターゲットが漠然としたままだと、ウェブサイト(ホームページ)の最終的なイメージが浮かびにくくなることが多いです。そのため、この先の工程が進んだ段階で、改めてこのウェブサイト(ホームページ)に“訪れてほしい人”を決めることに取り組むことを強くおすすめします。
では、具体的にどのように進めるかというと、ターゲット設定から一歩進んだ、ペルソナ設定を行います。このペルソナ設定については、また別のタイミングでお伝えします。
そのため、まずはこの段階では、下記のように少し広めのターゲット設定をしてみましょう。
- 30代の婚活中の働く女性
- 新規事業を模索している40代の事業主
- 保有している住宅・土地の売却先を探している60代のオーナー
- あなたの業界の営業職の仕事を探している20代の求職者
- 特定の地域でペットショップを探している30代女性
- 自社が取り引きをしている銀行の融資担当者
- 関連業種でパートナーシップを組みたい事業主
まずは気楽に考えてみて、“訪れて欲しい人”を仮でも良いので決めてみてください。
次の企画の工程で3番目に取り組むことは、ウェブサイト(ホームページ)から“得たい結果”を得るために必要なことを決めることです。
4“得たい結果”を得るために必要なことは?
この、ウェブサイト(ホームページ)から“得たい結果”を得るために必要なことを言い換えると、“目標”になります。
例えば、ウェブサイト(ホームページ)を使って得たい結果が、“ウェブサイト(ホームページ)からの売上向上”だった場合、一般的な流れとしては、サイト訪問→資料請求→商談→契約→売上向上といった感じになるでしょう。
そう考えると、『ウェブサイト(ホームページ)からの売上向上のためには、先に“資料請求”の数を増やす』というのが“得たい結果を得るために必要なこと”になります。
他に思いつく、“得たい結果を得るために必要なこと”としては次のようなものがあります。
- ウェブサイト(ホームページ)のアクセス数を増やす
- ウェブサイト(ホームページ)の滞留時間を増やす
- ウェブサイト(ホームページ)からのメルマガの登録数を増やす
- ウェブサイト(ホームページ)上で、商品・サービスのイメージをつくる
- ウェブサイト(ホームページ)上で、自社のイメージをつくる
- ウェブサイト(ホームページ)上で、交流できる場所をつくる
こちらも、同様に気楽に、まずは“得たい結果”をあらためて考えてみて、その“得たい結果を得るために必要なこと”を決めておきます。
企画の工程で4番目に取り組むことは、ウェブサイト(ホームページ)から“得たい結果”を得るために必要なことを実現するための手段を決めることです。
5“得たい結果”を得るために必要なことを実現する手段は?
例えば、ウェブサイト(ホームページ)を使って得たい結果が、“ウェブサイト(ホームページ)からの売上向上”の場合、一般的な流れはサイト訪問→資料請求→商談→契約→売上向上となります。“資料請求”が売上向上のために“必要なこと”だとしたら、その“資料請求”の数を増やすために顧客の課題解決につながるノウハウをまとめたレポートを提供するといった手段が思い浮かびます。
他にも、“得たい結果を得るために必要なことを達成する手段”としては次のようなものがあります。
- 認知度向上のために(サイトへの)アクセス数を増やすためにSNSで情報発信する
- 自社のことを知ってもらうために、創業時のストーリーを作成、様々な関係者のリンクを貼る
- 新たなパートナー企業との連携の為に、提携している企業の事例を掲載して、相互リンクを貼る
- 新商品の告知のために、プレスリリースを打つ
- 制作事例や施工事例を掲載する
ウェブサイト(ホームページ)の制作運営に取り組んでいる人を見ていると、この“手段”にばかり目が行っている人が多いように思います。“得たい結果”も“訪れてほしい人”も、“得たい結果を得るために必要なこと”も漠然としている状態で、SNSで発信したり、動画コンテンツを制作して掲載したり、プレスリリースを打ったりしても、そこから得られる結果はあなたが本当に“得たい結果”ではない可能性の方が高いです。
“手段”は無数にあります。なので、まずは“得たい結果”と“訪れてほしい人”、“必要なこと”を固めてから、“手段”を考えることを強くオススメします。
企画の工程の最後5番目に取り組むことは、掲載したいコンテンツの洗い出しになります。
6“掲載したいコンテンツ”の洗い出し
ここまで来れば、あと一歩です。
例えば、得たい結果が“求人の応募者数の増加”だった場合、訪れてほしい人は“自社で働きたい人”となるでしょう。そのために必要なことが“自社のイメージをつくること”だとすると、手段として考えられるのが“創業時のストーリーの作成”です。そこに掲載するコンテンツとしては、“沿革”や“社長メッセージ”などが考えられます。
他にも、ウェブサイト(ホームページ)に掲載するコンテンツとしては、
- アバウト(●●会社とは?あるいは、△△とは?など)
- サービス案内
- 施工事例,サービス提供事例
- 会社案内
- (自社が居る業界の)最新ニュース
- お役立ち記事
- お客様の声
- お問合せ
などがあります。
ウェブサイト(ホームページ)に掲載するコンテンツは多種多様で、同じコンテンツでも呼称が異なることがあります。そのため、訪問者に伝わるのであれば、自由に決めて問題ありません。
以上が、ウェブサイト(ホームページ)を制作する工程(1)企画の工程になります。
この企画の工程は、頭の中でぼんやりとイメージしながら進めている人が少なくありません。しかし、イメージが鮮明でないと、そこから出来上がるものも鮮明でなく、ぼんやりとしたものになってしまいます。だからこそ、この工程には時間をかけて取り組むことが求められます。
そして、“企画の工程”が整ったら、次は“設計の工程”に着手してください。
